Well-beingという言葉をよく目にします。Well-beingを「社会的な

つながりの中で心も身体も健康で幸せな状態」ととらえましょう。大人には子どものWell-beingを護り育む責任があります。しかし、現在子どもたちは病い、戦い、障害、貧困などの苦難とともにあります。過酷な今を生きる子どもたちのWell-beingを願い創造することは

不可能なのでしょうか？
　いいえ、諦めるわけにはいきません。なぜなら大人が子どもたちの
Well-beingを踏みにじったとしても、子どもたちは未来を信じて

待っているからです。
　子どもたちは疑問でいっぱいです。なぜ大人は共有すべきものを所有しようとするのか、なぜ無駄ともいえる時間の使い方をするのか、なぜ目に見えないものを信じることができないのか、様々なことを大人に問いかけています。私たちは子どもの問いに応えなければならないのです。
　子どもを１人の人格を持った存在として尊重すること、急がせることなく待つこと、生きるために必要な水や食料を与えること、

そして彼らの問いに真摯に向き合い応えること、人生の中で訪れる別れの場面において、子どもが寂しさや恐怖心を感じることがないよう、大人がパートナーであり続けることが社会全体のWell-beingの形成につながるのではないでしょうか。
　子どもたちのまなざしの先を追ってみようではありませんか。

子どもたちはずっと向こうにある「光」を見つめています。子どもが見つけた「光」を私たちも発見していきましょう。